【NEO 農村生活 〜 心の豊かさを求めて〜】

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【千葉いすみ】竹林整備・竹炭づくりで里山再生!「いすみのいー炭」で自然との共生を実現

どうも!bashiです!
 
現在、千葉県いすみ市の地域おこし協力隊として活動中です!
今回はその活動の一環として、
いすみの竹林整備と伐採した竹の資源化(竹炭製作)に取り組みましたので、
その様子をレポートします!
 
<目次>

いすみの豊かな里山の存続を危うくする「竹やぶ」問題

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現在、いすみ市は竹林の整備が急務となっています。
かつてはこまめに手入れされていた竹林が、
竹を原料とする竹細工や竹具の需要減少や、竹林を管理する方々の高齢化に伴い、
放置された竹林の面積がどんどん大きくなっています(やぶ化)。
 
竹林の「やぶ化」が進むと、生態系のバランスを保ってきた広葉樹が
竹やぶに覆われ枯れていきます。
すると、多種多様な生き物やきれいな水を育み、川や海や田畑を潤してきた
里山が失われてしまいます。
 

竹林整備・竹の資源化によっていすみの里山再生に取り組む「いすみ竹炭研究会」

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いすみの「竹やぶ」問題の解決に取り組むべく、
いすみ市では「いすみ竹炭研究会」という組織が立ち上がっています。
「いすみ竹炭研究会」では、やぶ化した竹を整備し、その竹を土壌改良材の「竹炭」にして、
荒廃した里山や田畑に活用するという取り組みを行っています。
 

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やぶ化した竹を単に伐採するだけでなく、資源化して環境再生や農作物の生産に生かすという、まさに「循環型社会」「自然との共生」を促し、次世代に豊かな自然環境をつなぐ重要な取り組みです!
椎葉も積極的に参画していきます!
 

「いすみ竹炭研究会」の活動に参加してきました!

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まずは行動第一がモットーの椎葉は早速、
「いすみ竹炭研究会」の活動に参加してまいりました!
 
空き家の周囲を囲むように生い茂った竹を伐採し、
その竹を燃やして「竹炭」を生成します。

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「切る→運ぶ→燃やす」の単純作業ですが、これがかなりの重労働。
竹って意外と重いし、枝葉が伸びていると手とか顔とかに刺さるかもしれないので気を付けないと大変です。
竹を燃やす時も、火の粉が飛んで服や髪の毛が燃えたり、燃えカスが目に入ったりするかもしれないので注意!
 

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 休憩タイム。黒大豆の煮汁「とうぞ」。

先日味噌づくりをした際に出たものだとのこと。

「どうぞ」と言われて飲んでみることに(笑うところです)。
  
豆本来のやさしい甘みがあって非常に美味!
ポリフェノールたっぷりで抗酸化作用絶大!体がキレイになりそうです。
 

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「とうぞ」と寒天で作った羊羹も「どうぞ」!
 
豆そのもののうまみと、やさしい甘みで疲れが癒されました。
 
みなさんの差し入れが、本当に元気をくれました!
作業がはかどります!
 

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約5~6時間の作業でこんなに「いー炭」ができました。
無造作に生い茂っていた竹も燃やしてスッキリ!
 

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カ・イ・カ・ン。
 

竹炭の使い道

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この竹炭は「土壌改良材」になります。土に敷くことで通気性が良くなり、微生物にとって良好な環境を生み出します。微生物の力で農作物の生育が良くなり、収量が上がるだけでなく栄養分も豊富になります。
 
そのほかにも、乾燥させることで冷蔵庫や下駄箱の消臭剤にも使用できます。
 

いすみで一緒に竹炭づくりしませんか?

 
以上のように、「いすみ竹炭研究会」では竹林整備・竹の資源化を通じて、
いすみの豊かな里山を次世代につなげる活動を続けています。
このような活動を通じて、自分が自然の循環の中で生きていることを身近に感じることができます。
都会で暮らしている時にはなかなか意識することがない、「自然との共生」。
いすみにやってきて、自然が身近になって、見えるようになったことがたくさんあります。
 
竹林が放置されることが、豊かな里山の環境を脅かすことも、
竹炭が農作物の生育に役立つことも、
竹林を整備して竹炭にすることが自然の循環を促し、
次世代に続く豊かな自然を残すことに貢献することも、
「いすみ竹炭研究会」の活動に参加して初めて知ったことです。
 
今月末にも竹炭研究会の活動があるので、みなさんも是非参加してみてはいかがでしょうか?
(椎葉も参加します!)

松丸で竹林整備と竹炭作り!ラスト!!

●日時●
4月29日(土)9:00〜16:00
●住所●
いすみ市松丸927 村上邸

●持ち物●
軍手
長靴
のこぎり※
剪定鋏※
※お持ちの方

☆汚れても大丈夫な服装でお願いします。
火の粉が飛ぶ恐れがあるため、綿製のものだとなお良いです。

 
引き続き、いすみで自然とつながる活動に積極的に参加して情報発信していきます!
乞うご期待!
 
 
bashi
 
 
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