【ルワンダ】ルワンダの治安は本当に「良い」と言い切れるの?「安全」と称されるルワンダの「治安」について
2019年7月に、アフリカ・ルワンダ共和国を訪問したバーシー。今回が10度目の渡航。その節目の渡航で実感した「無知の知」。バーシーはルワンダのことを全然知らない。ルワンダについて多くのことを学んだ今回の訪問の様子を、シリーズでお送りします。
こんにちは、バーシーです。
これが10度目の訪問です。
間違いなく僕にとって最も印象深く、学びの多い渡航となりました。
また、これ以降当分ルワンダへの渡航予定が無いことを考えると、
一つの「区切り」と言うこともできます。
今回のルワンダ渡航について、シリーズでお伝えしようと思います。
バーシーはルワンダのことを全然知らない
「僕はルワンダのことを全然知らない」ということ。
その回数は、一般の日本の方々と比較したら多い方だと思います。
しかしながら、その回数で優越感に浸り、
まるでルワンダのことを知り尽くしたような勘違いをしていました。
だから、
「ルワンダはこうだ」とか、「ルワンダの人はこういう人たちだ」とか
勝手に決めつけ、データなどの裏付けのない情報を平気で流していたことは
否定できません。
「ルワンダは平和」「ルワンダは治安が良い」と言い切れるのか
例えば、「ルワンダの治安」の話。
ルワンダは他のアフリカ諸国と比べて治安が良いところと言われています。
実際訪問した際の、「あくまでも個人的な肌感覚」でも、
危険な雰囲気は無いですし、夜道も歩いていて怖い感覚は無いです。
あくまでも個人的な感覚では。
客観的データで見る「ルワンダの治安」
ルワンダの治安の良さは統計データにも現れていて、
World Economic Forumが出している2017年の”safety and security”のデータでは、
ルワンダは全世界で9位。アフリカで1位です(日本は全世界で26位)。
ただ、他の機関のデータを見てみると、
例えば、イギリスのエコノミスト紙が出している”Global Peace Index”では、
ルワンダは79位(日本は9位)。
周辺国のタンザニア(54位)やザンビア(48位)に比べても低いランクになっています。
これは、ルワンダは犯罪発生率は比較的低い数値になっているけれども、独裁的な政治体制や、周辺国のコンゴ民主共和国やブルンジの治安が良くない等の理由で、潜在的なテロやクーデターの可能性を考慮した結果、ランキングが低くなったと言えます。
いくら「ルワンダは安全」と言われていても安全対策は必須
だから、
「ルワンダは平和で治安が良いから、日本と同じ感覚で過ごして大丈夫」
と言い切ってはいけませんでした。すみません。
もちろん、日本だってどこでテロが起こってもおかしくない状況は一緒です。
「絶対」はありえない。それを肝に銘じなければいけません。
ルワンダは確かに訪れた方々が口をそろえて「治安が良い」と言われる場所ですが、
スリやひったくり、置き引きなどの犯罪が起こっていることも事実です。
安全対策は万全にして渡航しましょう。
ルワンダの最新の安全情報は、
「外務省 海外安全ホームページ」から入手できます。ご参照ください。
また次回もお楽しみに!
バーシー/椎葉康祐
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