【NEO 農村生活 〜 心の豊かさを求めて〜】

九州・宮崎で「玄米ベジ弁当」をつくるバーシーが追求する「心の豊かさ」とは。

NEO農村生活~心の豊かさを求めて~

【宮崎・串間】昔ながらの「塩炊き」に情熱を注ぐ「ネジさん」との出会い。新たな「価値観」、「生き方」を考えるヒント。

こんにちは。bashiです。
遅ればせながら、明けましておめでとうございます。
 
皆さんは、お正月をどのように過ごされていましたか?
 
僕は実家のある宮崎に帰省して、家族と過ごしたり、学生時代の同級生と再会したり、また、9年間住んだ宮崎県の中でもまだ行ったことがなかった新たな場所を訪問したり、人と出会ったり…
 
今回は、その「新たな出会い」にフォーカスしてみたいと思います。
 
 
目次

ネジさんとの出会い

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今回の正月帰省で訪問した、宮崎県串間市の市木というところで、塩づくりをしている「ネジさん」。
 
「ネジさん」と初めて出会ったのは、熊本・三角にあるエコビレッジ「サイハテ」。
去年の11月11日に、「サイハテ」の生誕日を祝う「楽園」というイベントをやっていました。
偶然にも、11月11日は「サイハテ」生誕日であり、私bashi(椎葉)の誕生日。
これは行くしか!と思って行ってみたところ…
 
「この塩あげます」
 
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と話しかけてくれたのがネジさん。
 
「昔ながらの製法でつくった」
「製造場所: 宮崎県串間市
 
昔ながらの製法…しかも実家がある宮崎で?
気になる…!
正月実家帰りがてら行ってみよう!
 
椎葉:「今度年明け宮崎に帰省したときにネジさんのところ行ってもいいですか?」
 
ネジさん:「ぜひぜひ!」
 
一つ返事で、ネジさんのところへの訪問がすぐに実現しました。ネジさんの寛大さに感謝。
 

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「ネジさん」の塩づくりは、昔ながらの製法で行われていました。
 

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海水をくみ上げて、20時間以上かけて炊いて、塩を作り出しています。
この方法だと、海水に含まれているミネラル分を損なうことなく塩ができます。
 
一方、市販の「食塩」は、イオン分解によって「塩化ナトリウム」だけ取り出したものがほとんどで、ミネラル分がほとんど含まれていません。
 
ミネラル分たっぷり、ネジさんの愛情たっぷりの「塩」は、
味が一般のものに比べて格段に違います。いや、本当に。
 

「おいしい」は作り手の笑顔から

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「ネジさんのお塩で、料理を作らせてください!」
 
早速、ネジさんの塩を使いたくなった椎葉、キッチンを借りて調理開始。
 

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「ウチの4年ものの味噌とか、塩漬けした豚肉とか、そこらへんの余った食材とか使っていいよ!」
 
マジで?!やべぇ?!テンション上がる!!
いい調味料といい食材、それだけでもおいしいから、
それで料理できるとか本当にテンション上がりますね!
 

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できた料理。
いすみから持ってきた、つるかめ農園さんの無肥料無農薬玄米、野菜と海藻のごまスープ、そばがき米粉団子、豚肉の味噌漬け焼。
ネジさんが作った唐揚げ、昨日の残りそばサラダにゆずと塩、醤油を加えてアレンジ。
 

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食べてくれた。
「おいしい」と言ってくれた。
嬉しい…!
 

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「ばーしーが笑顔で楽しそうに、心を込めて作っている様子を目の前で見てたから余計においしいね」
 
「おいしい」って、味だけじゃなくて、作り手の「笑顔」とか「思い」から感じるものなんだ…
 
確かに、超高級料理店のディナーより、お母さんが真心込めて作ってくれたおでんやカレーの方がおいしいと感じることがある。
 
これは、「おいしい」を食べ物からだけではなくて、「作り手の思い」から感じていることだったのか…
 
「おいしい」は、作り手の笑顔から。
 
ネジさんとの食事を通じて再認識しました。
 
 

人生思い通りにしかならない

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「人生なんか思い通りになんかならねーよ」って言っている人は、「思い通りにならねー」が実現しているじゃん。という考え。
確かに…
 
「〇〇したい!」と強く思えば、実現に向けて本気になれば、何だってその思いの通りになる。
 
結果論かもしれないけど、実際今までそうだったし、これからもそうかもしれない。
アフリカで仕事したい!と思ったらできたし、ルワンダに行きたい!と思ったら行けたし、料理を通じてコミュニティづくりしたい!と思ったらやってるし…
次はPerfumeに会いたい!と思ったら会える?(笑)
 

「時間」の概念が無い子供に「時間無いよ!」と怒っても不毛

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母親が子供によく「早くしなさい!学校遅刻するわよ!」と言っている。あるある。
 
でも、ネジさん曰く「それって不毛じゃね?」と。
 
そもそも、「時間」という概念が分かっていない子供に、「時間が無いから急げ!」と怒っても、子供からしたら「親は何で怒っているの?」と、訳がわからない状態。
確かに不毛。
 
このことに限らず、「やみくもに怒る」のは不毛に思えた。
「何で怒るのか」原因がわからないのに一方的に怒られても、子供からしたら意味不明。
 
「時間が無い!」と怒るなら、何で時間が無いと困るのか、時間に遅れるとどうなるのか、子供に説明してあげよう。自分の子供を持ったら…
 

「お金」、「都会」を否定しない

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「暖かい空気は下から上へ行く」
「水は上から下へ流れる」
それが自然の摂理。
 
「都会」も同じように、仕事があるから、娯楽があるから、流行があるから、自然に人が集まって形成された。
 
その意味では、「自然」と「都会」は対立するものでは無い。
 
都会も自然の摂理の中で発生したもの。
 
テクノロジーは、必ずしも「自然」をぶち壊すのか。それによって、人を不幸せにするこか。
 
テクノロジーによって、守られる「自然」もある。人が助けられることもある。それは、人や自然にとってハッピーなこと。
 
「お金」は悪いものなのか。
自分の欲求を満たすためだけに生み出され、使われる「お金」、人や自然に明らかに悪いものだと分かっているのに、提供されるモノやサービスの対価として受け取った「お金」ーその部分だけにフォーカスすると、「お金」は悪いものに思う。
 
でも、自分が他人の心を感動させる何か、人や自然を良くする何かを提供して、その「対価」として受け取る「お金」は?
「感動」を、「良いもの」をまた届けたいから、受け取った「お金」で準備をする。
再び、人や自然に「良いもの」を届け、また「お金」を受け取る。
そうして、「お金」の循環を生んでいく。
 
お金は循環すれば、人が、自然がハッピーになる。
お金を否定するのではなく、お金を循環させたい。
 

「ネジさん」との出会いが、「価値観」、「生き方」を考えるヒント

 
ネジさんとの会話を通じて、ネジさんの考えに触れ、
「おいしい」ってこういうことか、
「時間」、「都会」、「テクノロジー」、「お金」ーこういう考え方もあるのか…
頭の中でこんがらがっていたものがスッと解けたというか、モヤモヤしていたものがスッキリと晴れたというか、
視界が開けた感覚があって、
なんだかとても気持ちが良かった。
 
ネジさんと出会い、実際に会いに行って、本当に良かったと思う。ご縁に感謝です。
 
みなさん、ネジさんが「手塩にかけて」つくったお塩、
HAPPY SALT。
ぜひお試しください。
料理の味が格段においしくなります。
愛情たっぷり。

 

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次回も、正月宮崎帰省における「新たな出会い」について書いていきます!
お楽しみに!
 
 
bashi
 
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