伝統×現代アート・瀬戸内「直島」、地域おこしの形。(四国地域おこし事例研究ツアー①)
こんにちは!bashiです。
5/25〜28にかけて、椎葉発案、椎葉企画、椎葉主催、参加者椎葉、ゲストは椎葉の愉快な仲間たちでツアーを実施しました。
その名も「四国地域おこし事例研究ツアー」。
千葉県いすみ市地域おこし協力隊として、情報収集と事例研究は非常に大事ということで企画された弾丸ツアーです。
今回は、ツアーで訪れた四国・香川(うどん)県の「直島」についてお送りします。
<目次>
- 「直島」ってどこ?
- 「直島」名前の由来
- 直島訪問のきっかけは、大学の同級生
- 古民家玄米菜食カフェ&レストラン「あいすなお」
- 「直島」から見る「地域おこし」の形
- 「直島」という、一つの「地域おこし」の形
「直島」ってどこ?
直島は、瀬戸内海に浮かぶ、人口3,000人ほどの小さな島。
高松や岡山(宇野港)、近隣の島(小豆島)などからフェリーでアクセスできます。
(直島のアクセスについて詳しくはこちら↓)
「直島」名前の由来
平安時代末期、保元の乱に敗れた崇徳上皇は直島にたどり着きました。
島の人々は崇徳上皇を温かな気持ちで迎えました。
上皇は、島の人々の純朴さ、素直さを賞して、「直島」と名付けたのだそうです。
直島訪問のきっかけは、大学の同級生
今回、直島に行くきっかけとなったのは、直島に在住する大学時代のゼミの同期の存在でした(ゲスト①)。
彼は大手金属メーカーで勤務していて、最初の配属は東京でしたが、1年前に直島に異動。島の生活は東京とはまるで違う、突然「僻地」に移住してしまった、と当初は戸惑ったらしいが、慣れてしまえば、「いや、この生活いいかも?」と思い始め、しまいには直島での生活が本当に気に入ったそう。
透き通った水の綺麗な海、緑いっぱいの山々、空間を彩るアート作品の数々…
酒を片手にふらっと砂浜へ行き、本を読んだり、絵を描いたり…
The LOHASな生活に、彼は心から満たされていました。
☆LOHASとは?→LOHAS/ロハスってな〜に?(ロハスとは)
住む環境によって、人間の中身は変わって行くんだと、強く感じました。
東京から千葉の田舎、いすみに移り住んだ自分もそうだったので、より実感があります。
古民家玄米菜食カフェ&レストラン「あいすなお」
「あいすなお」は、築約80年の古民家を改修して、2006年にオープンしたカフェ&レストラン。店名に「玄米心食」と謳っているとおり、岡山県産の無農薬玄米と野菜がふんだんに使われた、動物性の食材を一切使わないおかず、卵や乳製品を使わないお菓子など、ベジタリアンやヴィーガン(動物性の食品を摂らない)の方でも安心して食べることができます。
↑あいすなおセット(850円)。岡山産無農薬モチモチ玄米、瀬戸内郷土料理「呉汁」(大豆をすりつぶした「呉」と味噌を合わせた大豆スープ)、お豆腐料理と季節替わりのお野菜おかずのセット。
↑米粉の抹茶ケーキ(400円)。もちもちちした食感やさしい甘さが魅力。
古民家の落ち着いた雰囲気、風情のある庭園、心地よい風を感じる縁側…
おいしい食事と心安らぐ空間を提供する「あいすなお」は、自分自身がいすみ市で立ち上げたいと思っている「古民家カフェ&ゲストハウス」のイメージにぴったり合っていて参考になります。
(「あいすなお」の店舗情報↓)
「直島」から見る「地域おこし」の形
直島には、数々のアート作品が島のあちこちに点在していたり、美術館があったりと、島全体が「アート」で満たされています。先ほど紹介した友人が「島民」の特典で、島の美術館になんと「タダ」で入ることができました。感謝感激。ありがたき。
↑直島の景観とアートが融合する「地中美術館」。
↑現代アートがお寺や家屋、歯医者など、直島の伝統的な建造物・生活圏に溶け込み、空間自体が一つの「作品」と化している「家プロジェクト」。
「直島」という、一つの「地域おこし」の形
古き良き伝統と現代の新しいアートが調和し、国内外問わず多くの訪問客が訪れる「直島」。新旧の融合が新たな価値を生み出し、人々の交流が活性化し、島全体の美しさに更に磨きがかかっています。「地域おこし」の一つの形として、大変勉強になりました。
みなさんも是非、直島で「伝統と現代アートの融合」を実際に感じてみてはいかがでしょうか?
bashi